5/23/2011

LA近郊上空を飛ぶ零戦を見る!

今月5月15日の日曜日にLA近郊で飛んでいる零戦を見ました!調べてみると現役のときに飛んでいた三菱製の70年以上前に戦争で使用されていたもの。それが目の前を飛んでいるのです。なんともいえない感慨深いものがあります。このエアーショーは"Planes of Fame Airshow 2011"といいカリフォルニア州チノ空港のおとなりの博物館主催で毎年、開催されます。第二次大戦機からベトナム戦争、朝鮮戦争時の機体などクラシカルな航空ショーとして有名です。最後で最新鋭機のジェット戦闘機の飛行が見れましたがちょっと身震いしました。(^_^;)

ことのはじまりはLA在住のIさんにチノに友人をお連れして行きたいのですが…という問いに今度チノでエアーショーがあるのでいらっしゃいませんか?というお誘いを逆に受けてしまいました。(うれP~!)毎年、チノでエアーショーがあり、飛行学校を運営されているYさんのご厚意によりBBQを楽しみながら観覧しているそうで、ちゃっかり私たち夫婦と友人家族が便乗してしまったわけです。(#^.^#)

去年、日本の友人がくれた本、坂井三郎さんの「大空のサムライ」「大空の決戦」を読んで以来、零戦に興味津津のわたし…。当時の零戦パイロットの技術力や武士道精神のすごさを垣間見た私は
ハード面である零戦自体はどのようなものなのか?好奇心が膨らむばかりでした。

これが零戦(飛びますよ!)

この零戦が上空を飛んでいる時「万歳!」と叫んでいる人がいました(^_^;)
たぶん万歳と叫んでた人はこの人?でも近づくと親切な方でした。
彼はあつみさんと言って1961年より沖縄から渡米して在米生活の50年だと
説明されていました。(アメリカ人観客にモテモテでしたよ!(*^^)v

( ..)φ...零戦とは零式艦上戦闘機のことで東京帝国大学工学部航空学科(東大)を首席で卒業し、三菱内燃機製造株式会社(現在の三菱重工業)に入社した堀越二郎氏が主任設計者。
この堀越さんが零戦を作るまでの青春期を宮崎駿さんが漫画連載をしているそうで、マンガのタイトルは「風立ちぬ」といいます。この漫画もぜひ読んでみたい\(゜ロ\)(/ロ゜)/


話はエアーショーに戻り、私がこのチノ・エアーショーで見た零戦は52型で世界で唯一、栄二一型エンジンで飛行可能な機体だそうです。上空を飛ぶ零戦の後尾を飛んでいたのが米機P-38ライトニング、一緒に見ていたM.Kさんはこの機体はたしか山本五十六連合艦隊長官を死に追いやった機体と解説。このフライトは一体…と思いながらも見入ってしまいました。

そのほかヨーロッパの名機やロシアのYAK社製の機体と戦闘機オタにとっては、お涙ちょちょぎれ状態のオンパレード飛行!




地元ミラマーのエアーショーにも行ったことなかったので貴重な体験をさせて頂きました。
IさんやYさんのお陰でYさんの会社の格納庫で優雅にBBQランチです。チノのショーをしているところの裏手にありますのでここからでもフライトが見れました。


以前にチェックしていた零戦の動画を貼り付けておきます。これは興味深いTV番組です。動画5/5でアナウンサーはこう言っています。(零戦との戦い-アメリカからの証言より)
「航空機はその国の持つあらゆる工業技術の結晶と言われ、その意味で零戦は兵器であると同時に当時の日本の工業技術がその力の極限を生み出したひとつの結晶であった…」