7/03/2011

"The Tree of Life" を映画館で観た!

日本向けのチラシ、これは単なる家族ドラマだと思って
見に行く人が増えそう。心配!

2011年度カンヌ映画祭でパルム・ドール賞に輝いたのがこの「ツリー・オブ・ライフ」
5月のこの発表を聞きつけるやいなや、アメリカでいつ公開になるか待ち望んでおりました。そしてやっとこの週末2日に地元の映画館へ足を運ぶことが出来ました。(*^^)v
アメリカ映画にしてスターを起用しながらも、珍しくアメリカ国内で限定公開と聞いていたけど、なんとサンディエゴでは2館しか上映されていない!我が家からフリーウェイを15分車で飛ばして行くところへ友人4名と合流してカープールで行ってきましたよ。(^◇^)

ラホイヤ・ビレッジ・シアターというところで見ました。

館内入口のところに大きな看板がありました!


ウィークエンドの朝の10時半からということでアーリーバード料金、8ドル50㌣。友人がネットで予約しようとしたらネット手数料代が取られるらしく1ドル追加で9ドル50㌣となるらしい。(普通、ネットの方が安くなるという感覚があるのにね…(^_^;)) もちろん余裕で行って映画館で購入して入場。観客は私たち合わせて15人から20人ぐらいかな。やはり、人気がないのか……(汗)。

さて見た感想は…スピリチュアルや哲学を学んだ人にとっては興味深い映画、普通のドラマを期待して行った人たちには見事に裏切られるだろうと思われる映画。まぁ、これから日本で公開されるや賛否両論は間違いなしの映画ということでしょうねえ。実際、私もこの映画の脚本に惚れるというよりも、映像美とクラシック音楽の癒し効果で睡魔に襲われそうになりました。でも、ありがたいことに今思えば、この映画を理解するためにこの2年近く、スピリチュアルを勉強してきたんかい!と後付けで思う私もおりました。(*^。^*)そして映画のラストでは感動して涙が出そうになりました。

そう、この映画は気功勉強会の仲間と一緒に行ったので映画の感想を皆さんから聞けると言う楽しみもありました。みなさんの評価は予想通り上々で、瞑想の時に見る光景があの映画の中にあった…とか、ヨブ記というよりアダムとイブをオーバーラップさせながら見れた…とか、奥が深すぎるのでもう一度見たい!とか…。みなさんそれぞれの感想があって…でも、映画館で見て良かったと一致した意見でした!

私はこの翌日、突然にアンドレイ・タルコフスキーが思い浮かびました。学生の頃、見ても爆睡していたか理解できずで終わっていた作品の数々、友達が彼の映画にすごく傾倒していたのでいつも心にとどまっていた監督の一人です。年齢を重ねていくと当時見てもわからなかった映画が今見たらどうだろう?そんな思いがムクムクと沸き起こってきました。今回の映画監督テレンス・マリック(アメリカ人監督)とアンドレイ・タルコフスキー(映像の中に自然、人間、哲学、を入れたロシア人監督)
もう一度、彼らの作品を見直してみよう…。

最後に、映画から始まる知の探究!今後の課題!忘備録として下記に記します。

わたしが大地を据えたとき、おまえはどこにいたのか?
知っていたというのなら理解していることを言ってみよ。
誰がその広がりを定めたのか知っているのか?
誰がその上に計り縄を張ったのか?
基の柱はどこに沈められたのか?
誰が隅の親石を置いたのか?
そのとき夜明けの星はこぞって喜び歌い、神の子らはみな喜びの声をあげた。 
【旧約聖書ヨブ記38章4~7節より】

この映画を見るポイント
☆映画「ツリー・オブ・ライフ」の冒頭で記される「ヨブ記」の意味を考える!!