9/14/2011

ソダ―バーグ監督の新作"コンテイジョン"~恐怖は知らぬ間にやってくる!




「コンテイジョン」”CONTAGION” をこの日曜日に見てきました。
アメリカ公開は先日の9月9日でした。すでに興行成績1位を獲得。


スティーブン・ソダーバーグ監督の新作、オールスターキャストによる恐怖パニック映画、それもグウィネス・パルトロウがのっけから死んでしまう映画…?この関連ワードを知ってしまったら映画館で見ないわけいかないでしょう…。さっそく旦那と一緒にシアターにおもむきました。



シアターの中の売店です!
ところでアメリカは本当に生活と映画が密着している国なんだなぁ…と改めて思いましたよ!9日に公開されたばかりの新作ホヤホヤなのにアーリーバード(朝の1回目の上映といってもこの日は11時55分からの上映)を利用したら、おひとりさま6ドルで見れちゃうんですよ。このぐらいの値段でしたら気軽にシアターへ行けちゃいますよね。



話は作品にもどりますが、恐怖映画といっても殺人犯や化け物は出てこない、またパニック映画といっても火災や地震も起きない…
でも次々と人々が死んでいくのです。その原因はこの作品のタイトルにもなっている「コンテイジョン」(感染)によるもの。目に見えない分、恐怖がさらに増幅していきます。


この作品の作りもハリウッドの好きな大袈裟な見せ方をせず、またジョークを飛ばすようなこともない描写がハリウッドっぽくない感じにみえるのがミソです。
1人の香港帰りのアメリカ人の主婦の死から広がっていく感染の恐怖と共にアメリカ疾病予防管理センターCDC の対応またWHOの動きなど感染と戦う人々の姿を淡々と多角的に描いています。このような映画をパンデミック映画というらしいですね。




とにかく淡々と描いていくというのがミソで、もし感染が広がり、死人が増えたら人々の生活はどうなっていくのかをリアル感たっぷりに描いていきます。キャストも豪華でマット・ディモン、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ローレンス・フィッシュバーン、マリオン・コティヤール、エリオット・グルード他…


うちの旦那曰く、こんなにたくさんのスターが出ている映画って監督の力量を俳優の皆さんがわかっている証拠、みんなソダーバーグ監督のことリスペクトしているし好きなんだね、それが作品に滲み出ていた…という意外な感想を述べていました。

最近、リタイヤすると驚き発言していたソダーバーグさん、数本とってちょっと休んで英気を養ってから返り咲いてくださいね!

海外版予告編(英語)