3/22/2012

名作「カサブランカ」をアメリカの映画館で見た!

シアターの中、上映前でしたがカサブランカのタイトルが…

この世に存在する名作の数々を見たいと思ってもTVやDVDで見るのが関の山、そんな不満を言うのは贅沢だと怒られそうですが、やはり映画好きにとってはあの大きな銀幕で不朽の名作を見たいものです。
そんな気持ちが通じたのか、あの「カサブランカ」が製作70周年を記念してTCM(ターナー・クラシック・ムービーズ)が全米500館で上映すると発表しました!これは行くっきゃないでしょう!…てなことで今日さっそく行ってきましたよ!!(*^^)v
今回の映画館はサンディエゴダウンタウンのホートンプラザの中です!

1枚12ドル50㌣と割高、でも、これスペシャルイベントなので許す!(笑)

今年沈没から100周年ということで3D版タイタニックもお目見え、
そのポスターが映画館の中にありました!

ところでターナー・クラシック・ムービーとはなんぞや?と思われた方、覚えといてくださいね。テッド・ターナーと言う人がニュース業界では金字塔、CNNを作った方ですが彼が古い映画専門の有線放送局を作っちゃいました。それがターナー・クラシック・ムービーです。この局では24時間映画をずーと放送しています。たまに日本の古い映画も放送しているんですよ。この局のホスト役がロバート・オズボーンさん。日本で言う水野晴郎先生のようなものですね。

今回、本作カサブランカの上映の前に彼による解説や、作品にゆかりのある人たちのインタビュー映像も上映されました。ボガードの息子さんもインタビューに答えていました。

この特典映像の中でオズボーンさん言ってたことに注目( ..)φメモメモ
カサブランカのプロデューサーのハル・ウォリスはこの映画のすべてに彼が指示をしたと言われています。監督や役者のキャスティングからストーリーボード、大道具、小道具に至るまでほとんどです。なのでカサブランカはハル・ウォリスの心血を注いだ作品だと言っても大げさではないでしょう。
その作品がアカデミー作品賞を受賞、授賞式には我はやく舞台にたち…と思っていた矢先、製作会社の社長であるジャック・ワーナーさんが舞台へ飛んでいき、自分の功績にしちゃったらしいのです。それに怒った彼はワーナーブラザースを辞めて自分の会社を作ったとか…。
半分ぐらいしか埋まってない(^_^;)
平日の夜7時からなのかガラガラでした!

まあこんな裏事情まで聞けた楽しいイベントでしたが、客の入りはイマイチでした。半分ぐらい埋まっていた感じですか…。これは映画ファンが減っているのか?平日の夜なので…?不景気のせい?宣伝不足?←「カサブランカ」の看板やチラシ、サインがどこにもありませんでした。(^_^;)


いろいろと憶測はありましたが、映画のEndクレジットのあと、拍手が巻き起こっていたので、やはり映画ファンは健在だとホッと一安心でした。


最後に数ある名セリフの中で一緒に行った旦那の好きな言葉は
”We'll always have Paris." と "Round up the usual suspects!"
どこに出てくるセリフかは、4月25日に発売される初回限定生産カサブランカ 製作70周年記念 アルティメット・コレクターズ・エディション(2枚組) でお確かめを…。


おすすめカサブランカのスタディーサイトはここ!です。いろいろと世界情勢も勉強出来ますね。