バーブラ・ストライサンドの公式HPより |
そこで、ちょっと切り口を変えて、感想を書きたいと思います。
今回のショーで一番驚いたことは、アカデミー賞初となる最年少9歳の女の子がノミネートされたことではなく、最後の作品賞のプレゼンターがホワイトハウスからのミッシェル・オバマさんだったことでもなく…なにをかくそう、あのバーブラ・ストライサンド女史が登場し、「追憶~The Way We Were」を歌ったということでした。この曲は日本ではネスカフェのCMソングでしたのでご存知の方も多いことでしょう。
これは本当に驚きでした!アメリカ人の主人も、彼女がオーディエンスの前で歌うなんて、今年のアカデミー賞は価値のある授賞式になったよ!と驚きと共に大絶賛!食い入るようにTVを見ておりました。
さて、何がそんなにすごいのかというと、彼女はお金をぎょーさん積まれてもコンサートをなかなかしない、観客の前で歌のパフォーマンスをしないということで有名だということ。アメリカ人もバーブラの歌の実力、大御所だということは認知されているのですが、お金では動かないむづかしい女性だということで有名なのです。
今回は特別に、同曲の作曲家でもあり数々の映画音楽を手掛けた指揮者のマーヴィン・ハムリッシュさんが去年2012年8月6日に亡くなったということで彼への追悼を込めてバーブラは歌いあげたのです。
彼女のアカデミー賞のときの貴重なパフォーマンスはこちらからどうぞ!
http://www.barbrastreisand.com/us/news/barbra-sings-way-we-were-tribute-marvin-hamlisch-oscars
そうそう去年の紅白歌合戦のときに三輪明宏さんが「ヨイトマケの唄」を熱唱し、紅白の価値を一気にあげたことを思い出させてくれました。
世相に迎合しないアーティストは時に神々しさを放つものです。そんなパフォーマンスを見せてくれたバーブラに感謝です!